「暮らし省エネマイスター」
がナビゲートするパッシブデザイン
パッシブデザインとの出会いEncounter
「暮らし省エネマイスター」
KOZEN-STYLE(有限会社コバヤシホーム)
代表取締役 小林正和
2015年の春のことでした。私は、知り合いの工務店さんとふと聞きに行った勉強会でパッシブデザインと運命的な出会いを果たします。
パッシブデザイン協議会理事長の野池政宏氏ともそこで初めて出会いました。
「パッシブデザイン」という言葉は住宅業界でも出始めていたので、言葉だけは聞いたことがありました。
私たちのご提案というのはそれまで、経験や勘といったもので家づくりをさせていただいてました。もちろん庇の出などは外観のバランス程度で決めていたりしたんです。
しかし、パッシブデザインの内容を聞いてみると「家づくり自体、設計自体に根拠が必要なんだ」「家づくりを科学してこそ、本当に快適で省エネな家づくりができるんだ」と衝撃を受けました。
現在日本の家づくりは『ゼロエネ住宅』と言って、気密性、断熱性能を高めて、家に太陽光発電を設置し、消費したエネルギーと同等のエネルギーを作り出す家を、2030年には新築全棟を目標としています。
そういった時代の流れにそのまま乗るのではなく、パッシブデザインという設計手法を取り入れていくことで、オーナー様が快適に、そして省エネに過ごしていただくことが可能になります。
しいては、そんなオーナー様が増えることが日本全体のエネルギー消費量を無理なく抑えられることになる。
家づくりをサポートさせていただきながら、快適省エネ社会に寄与できると考えています。
パッシブデザインガイドPassive Design Guide
パッシブデザインに最適な"木構造"Construction Method
KOZEN-STYLEでは【パッシブデザイン×耐震構法SE構法】を標準採用しております。
それは家の基本性のである「安全」と「快適」を根拠をもって実現するためなのです。
家そのものが快適性を生み出す為には、建物の構造自身にもさまざまな工夫が必要となります。
例えば、南側全面を開口部にすることで太陽熱をたくさん家の中に取り入れられるので冬、暖かく暖房に頼らず生活することができたり、大きな吹抜けを設けることで最大限の明るさが実現できるため、開放的で昼間照明に頼らなくてもよい空間を実現できたりします。
しかし、そのようなことを積極的に取り入れた場合、どうしても建物の強度が偏ったり、場合によっては強度自体が弱くなったりして、「快適さ」を求めるあまり、「安全性」が失われてしまいます。そうなると、何のために家づくりをするのか分からなくなってきます。
耐震構法SE構法はそもそもの家の基本性能「安全性」に実績のある木造ラーメン構造であるため、パッシブデザインの快適性や自由度を求めた設計に最適な「木構造」なのです。
美しく移り変わる四季を持つ地震大国日本に暮らすからこそ、それぞれの季節への快適性を保ったまま家族の安心を守り続ける家を建て続けます。